【ポイント】
　▷サイドテーブルからスツールへの変身
　▷シンメトリーとアシンメトリーの融合
　▷ボリュームのあるクッションの厚み


元々は、天板の割れたサイドテーブルだった本製品。
割れた天板をただ直すのではなく、割れてしまった過去にも意味を持たせたい。
そんな思いで、サイドテーブルからスツールに変身させました。

サイドテーブルとしての特徴は、17世紀初頭のイギリスで流行したジャコビアン様式。
旋盤やろくろが登場した時代のため、挽きもの細工のシンメトリーなデザインが特徴です。

テーブルをスツールに変身させる際には、
座面にボリューム感を持たせて、
側面まで膨らんだシルエットをつくることで、
座りやすさとともに可愛らしさを加えました。

生地はイギリスのオリジナルファブリック。
ブルーグレージュのモケット生地を選んでいます。

シンメトリーが特徴のジャコビアン様式に、
あえてアシンメトリーな斑模様をあてがいました。

ただサイドテーブルからスツールに変身させるだけでなく、
シンメトリーとアシンメトリーの真逆の要素を融合させることで、
挑戦的なデザインを貫いた、唯一無二の逸品です。


Size : W 28cm × D 20cm × H 36cm
Country : イギリス
Date : 1930
Material : オーク